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​*こちらの企画は下記世界観を参加者皆様に共有して頂きます。

熟読をお願い致します。

​~世界観~

フリークスサイド

【ロケーション】

フリークヴァレーの北端にある森の入り口

後ろはうっそうとした森で、近くに建物はなく、街のメインストリートまでは歩いて20分くらいかかる

 

【外観】

サーカスのような真っ赤なテント。大きなメインテントが一つ、動けない団員を飾る用に小さなテントがその周りに数個。

夜になればオレンジ色の豆電球が輝いて、それなりに綺麗に見える。看板には「ミスター・レイヴンのフリークショー」の文字。

​全体的にかなりボロい。普通に穴とか開いてるし、客席も軋む。

​テントのイメージ

動けない団員用の小テントのイメージ。

​入口にどんなフリークが居るか写真や説明が書いてある。

【内装】

見世物が行われるメインステージが一つあり、周りをぐるりと客席が囲む、コロシアム型。

奥のバックルームはフリークスがショーの準備をする色々なものが揃っている。

女性陣がよく鏡の取り合いで喧嘩している。

​更衣室はなく、衝立の裏か自分のトレーラーで着替えなければいけない。

バックルームイメージ

【人数】

​15人程度

【ショー】

立って自分の体を見せるだけでも良いし、芸が出来る者は何かしても良いし、基本的にパフォーマーの自由。

毎週日曜日の夜六時からショーが開催されるが、街人は基本的に来ないし、噂を聞きつけた観光客も少ないのでいつもガラガラ。

団長は人前に出たがらないので、リングマスター役のフリークが進行する。

【生活】

テントの周りに停めてある、古いトレーラーで生活している。団長と花形は自分専用のトレーラーが貰えるが、他は一台を数人で共有して生活。ベッドも狭いしプライパシーもほぼない。(身体的に一人でしか使えない者は例外として一人で、トレーラーに入らないレベルの者はテントで寝ている)

炊事洗濯トイレシャワー、全てトレーラーで出来る物の、型が古いので使い勝手はいまいち。

トレーラーは思い思いにデコってあるので、車体に落書きが合ったりライトアップされていたり個性豊か。

街への移動手段は、ピックアップトラックが二台、ショーでも使うバイクが二台、自転車が三台。全員共有。免許がない者は徒歩。

時折買い出しや食事等々で街に行く事がある。街人とは仲が良くないが、打ち解けようとする者も、おどかす者も、からかう者も、憎み合う者も、無視する者も、なんなら恋する者もおり、反応は様々。

普通に人とか殺して金品奪ったりもする。(馬鹿にした観光客とか)

フリーク好きの金持ちに体を売って稼いだりもする。

常に金欠でそこまで豊かな暮らしは望めないが、今更都会に行ってもまっとうに暮らせそうにないので、結局人知れない田舎町の隅に収まっている。

現代なので、服装や持ち物は今のもの。しかし、裕福ではないので最新の家電とかはない。そもそもナウでヤングなものは街に入荷しない。(中古のパソコンくらいならありますが、住所不定なのでネットで買い物が難しい)

 

​噂を聞きつけた観光客が来ることも。

街人サイド

 

【ロケーション】

アメリカ西部に位置する山々に囲まれた谷の田舎町。ギリギリ地図に小さく小さく載っているレベル。すぐそばを大きな川が一本流れており、隣町に行くには車で五時間は運転しないとならない辺境の地。

【建物】

~まだやってる~

・ガソスタ兼雑貨屋

・ダイナー

・グローサリーストア

・ドラッグストア

~もうやってない廃墟~

・教会

・病院

・学校

​・警察

・銀行

​・郵便局

他、民家がぽつぽつあるだけで人の気配はあまりないゴーストタウン。

​民家、施設共に廃墟が多く、手入れもされていないため今にも崩れそうな建物がいくつもある。

​フリークタウンイメージ

【職業】

昔からの店を営むか、無職かのどちらか。

ほとんどがフリークなので、まともな仕事につく事が出来ず八方ふさがりな者が多い。

医者:居ない。何かあれば隣町から派遣

警察(保安官):居ない

教師:居ない。自宅学習なので家族が教師

郵便局員:居ない。隣街の郵便局員が、一週間に一回、郵便物の回収と届けにやってくる。

バイト:居る

自営業:パソコンを使ったりなんだりで、若い街人は自分で色々模索している者もいる。

​フリークショーヘ働きに出た者:少ないが居る。自分から、家族に連れられて等々、理由は様々。

【人数】

30人程度。

【生活】

質素でおおよそ2021年とはかけ離れた古い暮らしをしている。家電は勿論あるけれど、あまり金もないので皆旧型のものばかり。

ライフラインは、二週間に一回の運送トラックで、他の街から買い付けた品物でどうにかやりくりしている。

小さな街なので全員顔見知りであり、仲間意識は強い。外部からの、業者や観光客等から奇異の目で見られる事が多く、皆憂鬱で楽しい事などない。

仕事のない者は家で本を読んだりテレビを見たり、ぼんやり徘徊する事も。事件を知らぬ無邪気な子供の笑い声が通りに稀に響く事がある程度で、普段は風の吹く音しか聞こえない。

街人の構成は

親世代:少数。男はゼロ、女は全員53年前の事件の被害者。体こそ健常者だが、事件のせいで気が触れている者も多い。(60才~)

子世代:メイン。男女半々、ほとんどがフリークスの血を受け継いで体になんらかの異常がある。50年前の事件の被害者ではないものの、現在の粗暴なフリークスに犯された経験(または合意の上での経験)があり、結果自分の親と同じくフリークスの子供を身ごもる者も何人か居る。(20代~50代)​

孫世代:少数。男女半々、やはりフリークスの血が濃く出ている者が多い。(赤ん坊~10代)

フリークスへの感情は様々。

恨んでいる者もいれば、自分達の親/祖父母が彼らに酷い事をしたから報いを受けたと考える者もおり、もしかしたらフリークスに恋してる者もいるかもしれない。しかし、負の感情を持っている者の方が圧倒的に多い。

~キャラクター~

 

以下はNPCキャラ扱いです、つまり、全ての方に共通するキャラとなります。作中に登場させるさせないはご自由にしてくださって構いませんが、このキャラにとって代わるオリジナルキャラクターの創作は、”世界観共有”から逸脱してしまうので、変更のないようにお願い致します。(同じ世界に居るのに違う団長五、六人も居たら時空が歪みますね)

他のキャラはご自由に創造してください。

・ミスター・レイヴン(37歳)

フリークショーの団長。顔にはペストマスク、頭は帽子、体は裾にカラスの羽がついたローブにすっぽり覆われ、皮の手袋までして全身黒づくめ。素顔どころか肌を拝んだ事のある者は実の母親と子供の頃を知る老団員しか知らない。足には竹馬が仕込んであるため、身長が2m30cmくらいある。

性格は飄々としており、頭は良く、詩人の様な比喩表現の言葉選びをする事が多い。人前に立ちたがらないので、ショー中は裏でステージを眺めながら雑務をこなす裏方。普段は自分のトレーラーで母親の面倒を見たり、ショーの構成を考えたり。

昼夜逆転の生活で、夜にならないと起きてこない。(時々団員に叩き起こされるのでそういう時はしぶしぶ対応する)

ジ・レディの一人息子で、母を傷つけた街人達を心から憎んでいる。しかし、それを表に出すことは少ない。必要があるならば、ビジネスとして割り切って接する事が出来る。

黒に覆われているが、本当は母と同じ真っ白なアルビノ。だから昼間は外に出るのが厳しいし、視力も悪い。(ペストマスクのゴーグル部分は度入り)

父親が誰なのかは知らないが、なんとなくジ・レディの父親……初代ミスター・レイヴンで自分の祖父……なのではないかと噂があり、自分もそんな気がしている。

一人称「私」二人称「君、貴方」

「やあやあ、来たね。時間通り君が到着してくれたのは、まさに神の御恵みとしか言いようがない。では、早速夕飯にしよう」

「マイルズ君、あんまりロープを酷使しないように。それは君の奴隷ではなく我がフリークショーの備品だ、そんなに打ちのめしたいなら、女房でも貰いなさい」

「化け物を望んだのは彼らだ。ならば気のすむまで、化け物を見せてやれ」

・ジ・レディ(60歳前後)

事件の際、スコップで殴られたあの少女。今ではすっかりおばあさん。

殴られた際に打ち所が悪く、全く何にも反応を示さなくなってしまった。息子のミスター・レイヴンが世話をし、時々車いすに乗せて散歩に出かけたりするが、アルビノなので夜のみ。離乳食を無理に食べさせ、風呂に入れ、排泄を補助する。

喋る事はなく、稀に呻く事はある。いつもぼうっと宙を眺めており、自分に息子が居る事さえ分かっていない様子だが、レイヴンは時々目が合ってなんとなく何が言いたいか分かると主張している。

レイヴンと同じトレーラー。蓄音機から、彼女が好きだった曲が良く流れてくる。

・ハーフマン(48歳)

上半身のみの男。本名はコリン・アグニュー。先天性。

明るく朗々とした声が印象的で、ミスター・レイヴンの右腕。リングマスターとしてショーの進行をしている。

車いすも持っているが、両腕で上半身を持ち上げて普通に進めるので、遠出でもしない限り使わなくても平気。

街人に対しては、事件当時は生まれてさえいなかったので、そこまでの嫌悪感はない。ただ、馬鹿にされるとニヤつきながら「間違った奴に喧嘩売っちまったなあ」と殺す程度には嫌い。どちらかと言うと憐みに近い。

一人称「俺」二人称「お前、あんた」

「レディース、アンド、ジェントルメン! 今宵お目にかけますは、他では決して見る事の出来ない奇人変人フリークばかり! さあさ、噛みつきゃしませんよ、一歩ステージに近づいて!」

「おい、俺が人の半分しかないからって、給料まで半分にしていいなんて事ないぞ。聞いてんのか」

「食っちまえよ、死んでんだろ? 豆にはちょうど飽きてたんだ」

キャラクタ創作について

世界観さえ守って頂ければ「現代アメリカ」に存在しえるどんな人間でも構いません。ただし、フリークス側は何かしら体に異常がある事が必須。街人は90%が異常が出ていますが、健常者がゼロではないのでお好きにお選びください。

魔法や特殊な力は不可ですが、ホラーを盛り上げる演出上であれば、今までそこに居たのに急に消えたり、予言が当たったり、都合よく団員のペット(ヘビやライオン等)と意思の疎通がとれたりしても大丈夫です。リアリティより、雰囲気重視です。

コミックリリーフキャラはOKですが、テーマがテーマなので過度にふざけたキャラやストーリーは合わなくなるかと思います。ご留意ください。

その他、何か小説を書く上で気になる所等御座いましたら、コンタクトより主催になんでもお尋ねくださいませ。​

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